スポンサーリンク

NovelAIのイラストをNano Banana Proで高品質にするプロンプト

NovelAIのイラストをNano Banana Proで高品質にするプロンプト テクニック集
アイリー(AI)
アイリー(AI)

本記事では、Nano Banana Proを活用して、NovelAIなどで生成したAIイラストを加筆修正したり、高品質に仕上げるためのテクニックとプロンプトを紹介しています。

わたしは最近、主にNovelAIをメインに画像生成をしていることが多いです。

個人的に、自分が一番気に入った絵柄を出しやすいというのが大きな理由なのですが、面倒くさがりやなので、パッと数秒で生成してくれるところもすごく気に入っています。

ただ、描写力が甘くなってしまうこともあります。特に全身構図や引きの構図だと、その傾向が強いです。結構服のプロンプトの記述が多いのも原因かもしれませんが。

そこで、「これをNano Banana Proでうまく改善できないかな」と思って、色々と試してみた内容を今回は実際に使ったプロンプトと一緒に紹介していきます。

なお、今回のサンプルはNovelAIで生成したイラストを使っていますが、他の画像生成AIのイラストでももちろん大丈夫です。


Nano Banana Proの様々な活用方法については、以下の記事にて詳しく紹介しています。こちらも合わせてご活用ください。

スポンサーリンク

Nano Banana ProでAIイラストを高精細化する方法

それでは、早速紹介していきます。

結果からみると、以下のような感じになります。

画像全体を高精細化するプロンプト

Nano Banana Proを活用して画像全体を高精細化するプロンプト

ちなみに、個人的にいまNano Banana Proを使う上でいちばんお勧めのサービスは「Sousaku AI」です。初回登録で100クレジットがもらえるのに加えて、デイリーで10クレジットも付与されます。

2025年12月31日まではクレジット消費1で生成できて、ウォーターマークも付かず、4Kでも生成できるという、かなり至れり尽くせり感があります。


とりあえず、サンプルとして以下のAIイラストを使いたいと思います。全身構図のキャラクターで、瞳や服の描写が少し甘めです。これを加筆修正するイメージで指示していこうと思います。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して画像全体を高精細化した作例

以下の画面は、Sousaku AIのインターフェースです。

高精細にしたいイラストをアップロードして、プロンプトを実行します。

Sousaku AIの画像編集画面

生成された結果は以下です。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して書き込み量を増やして高精細化した作例その1

参照画像は下書きです。書き込み量を増やして清書して高精細なイラストを作成してください。

解説

このような感じで、イラストへの書き込み量が増えるイメージです。

もともとイラストに存在しなかった魚の群れや、海底の様子などが追加されています。

もうひとつ、ほぼ同じようなプロンプトで生成したものです。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して画像全体を高精細化した作例その2

参照画像は下書きです。清書して高精細なイラストを作成してください。

解説

先ほどの指示用プロンプトから「書き込み量を増やして」という記述だけを取り除いたものです。

こちらのほうが、よりイラストに忠実な範囲で高精細にしてくれるイメージです。勝手に新たに何かを増やすことはしないイメージです。

画像の一部分を修正するプロンプト

続いて、イラスト内の一部分を修正するための指示プロンプトを紹介します。

今回はこちらのサンプルを使います。全体の描写がやや甘いことに加えて、手の部分の描写も甘めです。

Nano Banana Proを活用して画像の一部分を修正するプロンプトの紹介

これをNano Banana Proを活用して修正しようと思います。

以下が修正結果です。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して画像の一部分を修正した作例

参照画像は下書きです。高精細に清書するようにイラストを作成してください。手の描写が甘いので、自然な手に修正すること。

解説

崩れていた手の部分が修正されました。日本語で指示するだけで十分に意図が伝わって修正してくれるのは楽でいいですね。

しかも、余計なことはせずに手だけを修正してくれているのもいいですね。

さらにここから、書き込み量を増やす指示をしてみます。最終的な仕上がりは以下です。

NovelAIで生成したAIイラストの作例

元となるNovelAIのイラストデータ

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して画像の一部分を修正した作例

Nano Banana Proによる修正結果

参照画像は下書きです。書き込み量を増やして清書して高精細なイラストを作成してください。

解説

最終的な作例が右側です。手の部分が修正されたのと、全体的に高精細なイラストになりました。

若干手間はかかるかもしれませんが、気に入ったイラストが生成されたけど、「おしい部分がある‥」という時に有効だと思います。しっかりと元のイラストデータと一貫性のある状態で修正をしてくれます。

同様の処理をした作例をもう一枚紹介します。

NovelAIで生成したAIイラストの作例2

元となるNovelAIのイラストデータ

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して全体的にハイクオリティに仕上げた作例

Nano Banana Proによる修正結果

瞳の描写を高精細にするプロンプト

同じ要領で、瞳の描写も修正することができます。

こちらは、全体的に描写が少し甘くなってしまったイラストの作例です。

NovelAIで生成したAIイラストの作例3

特に瞳や服を修正していきたいと思います。

以下が、修正結果です。

NovelAIで生成したAIイラストの作例3

元となるNovelAIのイラストデータ

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用してキャラクターの瞳の描写と服を高精細にした画像

Nano Banana Proによる修正結果

参照画像は下書きです。高精細に清書するようにイラストを作成してください。特に瞳の描写と服を高精細にしてください。

解説

瞳と服への書き込み量が増えて、元々甘めだった描写がシャープになった感じがします。

Nano Banana Proを使い始めてから、このやり方が結構気に入っています。

NovelAIでさっと画像生成をして、「内容はすごく気に入っているんだけど描写が甘い‥」みたいな状況になったときに、Nano Banana Proで加筆するような感覚ですね。

アートスタイルを変更するプロンプト

元のデータに、別のイラストの絵柄(アートスタイル)を適用させることもできます。厳密に同じにはなりませんが、ある程度は絵柄を寄せてくれます。

以下にサンプルを紹介します。

NovelAIで生成したAIイラストの作例4

元となるNovelAIのイラストデータ

Stable Diffusionで生成したAIイラストの作例

適用させたい絵柄の素材

上記の2枚を使って、Nano Banana Proで生成した結果が以下です。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用してStable Diffusionの絵柄を適用させた画像生成結果

1枚目の参照画像は下書きです。2枚目のアートスタイルで高精細に清書するようにイラストを作成してください。特に瞳の描写を高精細にしてください。

もう1パターン紹介します。

NovelAIで生成したAIイラストの作例4

元となるNovelAIのイラストデータ

ChatGPTで生成したAIイラストの作例

適用させたい絵柄の素材

上記の2枚を使って、Nano Banana Proで生成した結果が以下です。

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用してChatGPTの絵柄を適用させた画像生成結果
解説

指示用のプロンプトは先ほどと同様のものを使用しました。絵柄も添付した画像にちゃんと寄せてくれている印象があります。

指の本数を修正するプロンプト

指の数の修正も容易にできます。

NovelAIで生成したAIイラストの作例5(指の本数が多い失敗ケースの作例)

元となるNovelAIのイラストデータ

Nano Banana Proで指の本数を修正したAIイラスト

Nano Banana Proで指の本数を修正

参照画像は下書きです。画面左側の指の数が6本になっています。正しい人間の指の本数に修正してください。かつ全体的に書き込み量を増やして清書して高精細なイラストを作成してください。

解説

ちゃんと修正されるかドキドキして生成結果を待っていました。

これもしっかり直してくれました。むしろ作例用に指が6本になるイラストが生成されるまでのほうが大変でした笑

Nano Banana Proは、キャラクターの一貫性を保ったままアングル変更やポーズ変更、衣装変更まで何でもできてしまうので、ついついインパクトのあるアレンジに目が向きがちですが、こういう地味で細かい修正もできるところが神だなと思います。

AIイラストを自分で加筆修正される方もいますが、同じようなことがNano Banana Proでもできますね。

わたしはNovelAIの爆速生成が性に合っているので、アンラスの消費がない範囲で多少描写が甘くなってしまっても、「あとでNano Banana Proで加筆すればいいや」というノリで使えるのがめちゃくちゃ嬉しいです。

NovelAIで生成したAIイラストの作例6

元となるNovelAIのイラストデータ

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用して水ドレスの描写を高精細にしたAIイラスト

Nano Banana Proによる修正結果

NovelAIで生成したAIイラストの作例7

元となるNovelAIのイラストデータ

NovelAIのイラストをNano Banana Proを活用してビル群を高精細にしたAIイラスト

Nano Banana Proによる修正結果

参照画像は下書きです。書き込み量を増やして清書して非常に高精細なイラストを作成してください。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたででしょうか。

今回は、Nano Banana Proを活用して、NovelAIなどのイラスト画像を加筆修正・高精細にする方法を紹介しました。

地味な活用方法なのですが、今までに生成してちょっと描写が甘くなってしまったイラストも、息を吹き返すかもしれません。

よくあるのが、瞳の描写が甘かったり、服の描写が甘かったりするケースだと思います。このような場合は、「瞳の描写を高精細にしてください」のように、部分的に指示をすると効き目が強いです。全体的に満遍なく高精細にしたい場合は、「全体的な書き込み量を増やしてください」と指示するのが有効です。

Nano Banana Proはもう何でもできますって感じで、Photoshopを使う感覚に近いです。今回紹介したプロンプトを参考にしつつ、いろいろな使い方をぜひ試してみてください。

アイリー(AI)
アイリー(AI)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメントもお待ちしています!ぜひぜひ気軽に残していってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました