本記事では、ChatGPTの画像生成機能を使って、ファッションムードボードを作成する方法をご紹介します。
ファッションムードボードとは?
ファッションムードボードとは、コーディネートの全体像をひと目で分かりやすくまとめた「服のアイデア集」のようなものです。
中央にモデルの写真やイラストがあり、その周りに着ている服やアクセサリー、靴などを個別に切り抜いて並べ、手書き風のラベルや矢印で紹介するスタイルが特徴です。
SNSや雑誌のスタイリング特集などでよく見かける、おしゃれで視覚的に楽しいコラージュ形式のまとめ方です。
コーディネートのポイントがパッと分かるので、ファッションの参考やイラストの資料としても人気があります。
なお、以下記事にて同じくChatGPTの画像機能を使用してLINEスタンプを作る方法も紹介しています。アプデ直後から大きな話題となっているテクニックです。
写真からおしゃれなファッションムードボードを作る方法
写真やイラストを添付して、ChatGPTに、以下のように指示するとファッションムードボード風のイラストを作成してくれます。


おしゃれでクリエイティブな雰囲気のファッションムードボード風コラージュを作成してください。
中央に人物の写真またはイラストを配置し、その人物が身に着けている服・靴・アクセサリー・髪型などのアイテムを、切り抜き画像として周囲に追加してください。
それぞれのアイテムには、手書き風の英語マーカーフォントで、ブランド名や購入先をラベルとして付けてください(例:”Top – Zara”、”Shoes – Converse”、”Bag – Vintage Store”)。各ラベルは、スケッチ風の矢印や注釈でアイテムとリンクさせ、遊び心のあるデザインにしてください。
全体の見た目は、ファッション誌の紙面やトレンド感あるSNS投稿のように、かわいくてスタイリッシュに仕上げてください。
ちょっと長いのですが、このプロンプトで再現できます。
これはイラストでもちゃんと作ってくれます。
イラストでもできる!ファッションムードボード応用パターン


これも同様のプロンプトでファッションムードボードにしたものです。めっちゃすごい…。
応用編|アイテム名・ブランド・価格もChatGPTが教えてくれる
さらにこれを改良し、分解したアイテムのブランド名や価格帯などを詳しくテキストで書いてもらうプロンプトを作成しました。


• アイテム名: Pink Coat
想定ブランドまたはスタイルの出典: Maje
想定価格帯(JPY): ¥60,000〜¥80,000
• アイテム名: Black Dress
想定ブランドまたはスタイルの出典: A.P.C.
想定価格帯(JPY): ¥30,000〜¥45,000
• アイテム名: Black Handbag
想定ブランドまたはスタイルの出典: Staud
想定価格帯(JPY): ¥40,000〜¥55,000
• アイテム名: Sleek Socks
想定ブランドまたはスタイルの出典: Falke
想定価格帯(JPY): ¥2,000〜¥3,000
• アイテム名: Black Ankle Boots
想定ブランドまたはスタイルの出典: Stuart Weitzman
想定価格帯(JPY): ¥60,000〜¥85,000
• アイテム名: Hairstyle(French Girl)
想定ブランドまたはスタイルの出典: ナチュラルロブ + シースルーバング
想定価格帯(JPY): ¥6,000〜¥10,000(ヘアサロン施術)
画像生成が終わると、そのまま続けて上記のようにアイテムの詳細を書いてくれます。使用したプロンプトは以下です。ブランドは想定される推定が表示されます。
画像から新しいファッションムードボードコラージュを生成してください。アップロードされた画像は使用せず、このプロンプトに基づいて一から作成してください。
中央に画像の人物(全身または上半身)を配置してください。
人物の周囲には、着用しているアイテム(服、靴、アクセサリー、髪型など)の切り抜き画像を配置してください。
それぞれのアイテムには、英語で手書き風・マーカースタイルのフォントを使って、アイテム名とブランド名(またはスタイルソース)を遊び心のあるラベルとして追加してください。
ラベルから該当アイテムへは、手描き風の矢印やスケッチでつないでください。
全体の雰囲気は、ファッション雑誌やSNSで見かけるような、かわいくてクリエイティブ、そしておしゃれな印象にしてください。
画像の生成が完了したら、すぐに以下の形式でテキストを出力してください:
各ファッションアイテムについて、以下を記載してください:
- アイテム名
- 想定ブランドまたはスタイルの出典
- 想定価格帯(JPY)
読みやすく簡潔に記載し、読者がこのスタイルを再現しやすいようにしてください。
イラストでもちゃんと作成してくれます。


• アイテム名:レイヤードヘア
• 想定ブランドまたはスタイルの出典:ナチュラルサロンカット(otlre風)
• 想定価格帯(JPY):¥4,000〜¥6,000
• アイテム名:フリルブラウス
• 想定ブランドまたはスタイルの出典:earth music&ecology
• 想定価格帯(JPY):¥3,500〜¥5,000
• アイテム名:チェック柄スカート
• 想定ブランドまたはスタイルの出典:Olive des Olive
• 想定価格帯(JPY):¥4,000〜¥6,500
• アイテム名:ニーハイソックス
• 想定ブランドまたはスタイルの出典:tutuanna
• 想定価格帯(JPY):¥800〜¥1,200
• アイテム名:レースアップブーツ
• 想定ブランドまたはスタイルの出典:LOWRYS FARM
• 想定価格帯(JPY):¥5,000〜¥7,500
ChatGPTすごすぎる…。
気になるイラストのアイテムをプロンプトで調べてみよう
これを少し応用して画像生成AIでイラストを作る際に、自分で気になっているイラストのアイテムのプロンプトを調べることもできます。例えば以下の通りです。ファッションムードボードを作った後に、続けてテキストで使用されているアイテムのプロンプトを出力してもらいます。


そして、続けて以下のようにアイテムのプロンプトを出力してくれます。
ChatGPTに聞いてみた、アイテム再現プロンプト(日本語版)
ストローハット
広いつばのあるストローハット。クラウンは平らで、濃いブラウンのリボン付き。夏らしいクラシックなデザインで、ナチュラルな麦わら素材。白背景に単体で表示。
花柄ワンピース
ノースリーブのフレアミディワンピース。ライトベージュ地に赤・ピンク・ブルーの小花柄。柔らかなコットン素材。前面からの構図で、白背景に単体表示。
クロシェベスト
オフホワイトのクロシェ編みベスト。前開き、レース調の編み模様。ボヘミアンテイストのショート丈。白背景に単体で表示。
レザーベルト
厚みのあるブラックレザーのベルト。真鍮風の大きなバックル付きで、レトロ&カジュアルなスタイル。白背景に単体で表示。
ブラウンサンダル
ブラウンレザーのオープントゥサンダル。足首ストラップ付き、低めのヒール。ナチュラルでヴィンテージ感のあるデザイン。白背景に単体で表示。
サイドポニーテール(髪型)
黒髪のサイドポニーテール。自然にふわっと流れる毛先。柔らかく風に揺れる表現。アニメ風。白背景に単体で表示。
注意点として、イラスト生成が終わったタイミングで実行が停止されてしまう場合もあります。この場合は、「続けてください」や「後半の指示を実行してください」などと加えると、続けてくれます。
使用したプロンプトは以下です。
タイトル:「Fashion Item Prompt Board」ファッションムードボードを作成してください。
中央にキャラクターのイラスト(全身または上半身)を配置してください。
そのキャラクターの周囲に、着用している各アイテム(服、靴、アクセサリー、髪型など)の切り抜き画像を配置してください。
それぞれのアイテムには、手書き風・マーカースタイルの英語ラベルを追加してください(例:「Frilled Blouse(フリルブラウス)」「High-Waisted Skirt(ハイウエストスカート)」「Ankle Boots(アンクルブーツ)」「Side Ponytail(サイドポニーテール)」など)。
ラベルから該当するアイテムには、手描き風の矢印やスケッチ、メモなどでリンクをつけてください。
全体の雰囲気は、クリエイティブで可愛らしく、少し遊び心のあるスタイルにしてください。
※ブランド名は記載せず、英語でアイテム名のみをシンプルに書いてください。
画像を生成したあと、以下の形式で英語のテキストプロンプトを別で出力してください:
各アイテムを再現するための、テキストから画像生成向けのプロンプトです。
素材・色・形・スタイルなどの視覚的な特徴を含めてください。
まとめ|画像生成×ファッションはまだまだ進化中
今回は、ChatGPTの画像生成機能を活用して、ファッションムードボードを作成するテクニックをご紹介しました。
ファッションムードボードを出力するだけであれば、プロンプトはもっとシンプルで短いものでも十分に機能します。今回紹介したプロンプトをベースに、簡略化した形でも問題なく生成できるはずです。
一方、イラスト生成後にアイテムリストやプロンプト一覧(再現用テキスト)を出力させたい場合は、やや挙動が不安定になることがあります。たとえば、同じチャット内で連続して指示していると、イラスト生成をスキップしてアイテムリストだけを出力してしまうことがあります。
このような場合は、新しいチャットを開いて改めて指示を出すと、正常に動作することが分かりました。もし言うことを聞かなくなった場合は試してみてください。
また、サーバーの状況などによりイラスト生成に時間がかかると、生成が完了したタイミングで処理が自動終了してしまい、後半の指示(アイテムリストの出力など)が実行されないことがあります。その際は、「まだ後半の処理が残っています」と伝えることで、続きを出力してもらうことが可能です。
2025年3月25日、OpenAIからChatGPTの画像生成機能のアップデートが発表されて以来、SNSでも大きな話題となり、さまざまな活用テクニックが次々と生み出されています。
これからも新しいアイデアや表現方法はどんどん増えていくのではないかと思います。
当ブログでも、面白くて実用的なテクニックを見つけ次第、使い方やコツを分かりやすくまとめてご紹介していく予定です。
また、以下にこれまでに分かっているChatGPTの画像機能に関するテクニックをまとめています。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。


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