ChatGPTで話題の画像生成、映える料理レシピをインフォグラフィックで作ろう

ChatGPTで話題の画像生成、映える料理レシピをインフォグラフィックで作ろう 画像生成AI

本記事では、ChatGPT(GPT-4o)の画像生成AIを利用して料理レシピのイラストを簡単に作る方法を解説します。

ChatGPTの画像機能で作成したカレーのレシピイラスト

最近、SNSで上記のような「インフォグラフィックで作られた料理レシピのイラスト」を見かけることが増えてきました。

インフォグラフィックには、

  • 材料がひと目でわかる
  • 工程が視覚化されているので直感的に伝わる
  • 何より、おしゃれで映える

といった魅力があります。

この形式は、今後レシピアプリなどでもどんどん増えていくんじゃないかなと思っています。この映えるレシピ図は、ChatGPTの画像生成機能を使えば、誰でも簡単に作れます。

ChatGPTで料理レシピを画像化する方法

1分でできる!ざっくり作れる魔法のレシピプロンプト

まず、とりあえずざっくり作りたい場合、

方法はとても簡単です。一発でいける魔法の呪文(プロンプト)があります。

ChatGPTの画像機能で作成したカレーのレシピイラスト2
Prompt

カレーのレシピを、材料と完成品は写真風、工程はイラスト風のインフォグラフィックで作って

まず、ざっくり作りたい場合はこれで完了です。あとはChatGPTさんが、素敵なイラストを作成してくれます。ポイントは「インフォグラフィックで作って」という部分です。今回はイラスト風でという指示になっていますが、「写真風で」と指示することで、写真風のインフォグラフィックを作ってくれます。

もっとおしゃれに!写真風×イラスト風で魅せるレシピの作り方

次は、冒頭で紹介したようなもう少し凝ったインフォグラフィックを作る方法を紹介します。

これも全部プロンプトを紹介しますので、基本的に全てコピー&ペーストしていけば実現可能です。

ChatGPTを用いた料理レシピイラストの作り方
Prompt

「カレーのレシピを、下記の形式でインフォグラフィックとして提案してください。背景: 白背景、縦長レイアウト
構成:上部にタイトル(例:カレーの作り方)中段に材料(実写風・写真のような質感)+英語のラベルと分量表示
材料は横並びで整理されたレイアウト(6〜8点まで)
材料の下に、線画アイコンで調理ステップを3工程表示(→でつなぐ)
 - Step例:Cut up → Sauté → Simmer
最下部に完成した料理(写真風、真上からの盛り付けイメージ)
構成案だけまず出してください。私が『OK』と言ったら画像を生成してください。」

上記で一度、構成案を出力させます。その後、「OK」と指示することでイラストが生成されます。

ChatGPTの画像機能で作成したカレーのレシピイラスト3

今回は英語で出していますが「材料名は日本語で」などと指示すれば、材料も日本語で書いてくれます。


同じプロンプトで作った「オムライスの料理レシピ」のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成した小村氏スのレシピイラスト

続いて「Caprese Salad(カプレーゼ)の料理レシピ」のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成したカプレーゼのレシピイラスト

Avocado Salmon Don(アボカドサーモン丼)のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成したアボカドサーモン丼のレシピイラスト

うまくいかないときのコツ、ChatGPT画像生成Q&A

ChatGPTは、ユーザーとの過去の会話や、チャット内の文脈から空気を読むように応答してくれます。そのおかげで、やりとりがスムーズになる一方で、逆にその文脈が邪魔をして、思ったような結果が得られないこともあります。そんなときは、一度にすべてを変えようとせず、ピンポイントで内容を調整・改善していくのが効果的です。

Q1. ChatGPTが違う画像を出してきた…どうすれば?
→「イラスト風で」「写真っぽく」など、質感の指示がポイント。何度か言い換えてみましょう。「工程は矢印の線で繋いで」など、上手く生成してくれない箇所をピンポイントで指示することで改善されます。

Q2. 材料が少なすぎる or 多すぎる場合は?
→「6〜8点で」「3種類だけ」など、数を指定できます。

Q3. 英語表記が出てくるけど、日本語にもできる?
→ できます。「材料名は日本語で」と一言添えてください。

紹介したプロンプトはカスタムし放題です。ChatGPTが詳細な提案を一度テキストで出力してくれるので、自分でカスタムしたい場所を指示してどんどんアレンジしてみましょう。

インフォグラフィックレシピの魅力と応用性

今回作成したイラストは「インフォグラフィック(Infographic)」と言われるものです。

これは、情報(Information)+グラフィック(Graphic)を組み合わせた言葉で、
情報を視覚的にわかりやすく伝える図やイラスト」のことです。

インフォグラフィックは以下のような特徴があります。

特徴内容
一目でわかる複雑な情報を図・アイコン・色で整理して、直感的に理解できるようにする
覚えやすいテキストだけより、視覚的に記憶に残りやすい
多くの情報を整理数字・手順・比較などを、見やすくまとめられる
グローバルに使える言語を問わず「ビジュアル」で伝えられるため、世界中で活用されている

料理以外でも使える、インフォグラフィック活用アイデア集

このインフォグラフィックはたとえば、以下のようなものに応用ができます。

分野内容応用ポイント
スキンケア/ヘアケア手順洗顔→化粧水→乳液→日焼け止め写真:アイテム、イラスト:使い方、完成:肌のイメージ
ガーデニング(家庭菜園)種をまく→水をやる→育つ→収穫写真:道具や植物、イラスト:工程、完成:収穫シーン
防災グッズの使い方非常袋→電池→食料→避難手順写真:持ち物、イラスト:使う手順、完成:備え完了イメージ
メイクのステップ解説下地→ファンデ→アイシャドウ→リップ写真:コスメ、イラスト:顔にのせる手順、完成:顔全体
アウトドア準備マニュアル荷物を詰める→出発→設営→BBQ写真:道具や食材、イラスト:手順、完成:キャンプ風景
簡単な体操・ストレッチ姿勢→呼吸→ストレッチ→リラックス写真:人の動き、イラスト:姿勢変化、完成:ポーズの完成図
植物育成ガイド(観葉植物など)土づくり→植える→育てる→剪定写真:道具、イラスト:工程、完成:元気な植物の姿
コーヒーの淹れ方(ドリップ)豆をひく→お湯を注ぐ→抽出→飲む写真:豆や器具、イラスト:注ぎ方、完成:コーヒーカップのトップビュー

今回のインフォグラフィックの作成方法を応用して作成したイラストを紹介します。

家庭菜園の始め方のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成した家庭菜園の作り方のインフォグラフィック

メイクアップの仕方のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成したメイクアップのインフォグラフィック

コーヒーの淹れ方のインフォグラフィック

ChatGPTの画像機能で作成したコーヒーの淹れ方のインフォグラフィック

3-4ステップを踏んで完了するような分野の内容に幅広く応用できます。

ChatGPTにプロンプトを覚えさせて毎回スムーズに

次に、毎回同じような指示プロンプトを打たなくても作れるようにする方法を解説します。

Prompt

これから料理レシピをお願いするときは、いつも写真風の材料と完成品+イラスト工程のインフォグラフィックを前提にして構成案を提案してください、これをあなたは記憶してください。

上記のプロンプトで、ここまでに料理レシピのイラストを作成してきたチャット内で指示をしてください。

そうすると、ChatGPTが今回の会話を記憶してくれます。以後、「○○の料理レシピを作って!」と指示するだけで、今回と同じ工程を実行してくれます。

またもし、その記憶を削除したい場合は、「料理レシピをお願いしたときに作成する構成案の提案に関する記憶を忘れてください」というように指示すると、ChatGPTにメモリから削除されます。

まとめ|ChatGPTで誰でも作れる!インフォグラフィック料理レシピの魅力

3月25日にOpenAIがChatGPTの画像機能のアップデートを発表してからSNSでは、ChatGPTの画像機能を使ったいろいろなテクニックでとても盛り上がっています。できるようになったことが多すぎてかなり驚いています。

簡単にLINEスタンプを作ることもできるようになりました。以下にやり方をまとめています。


今回紹介したインフォグラフィックを使った料理レシピは、ひと目で内容が伝わるうえに、見た目もおしゃれで映えるという魅力があります。文章では伝えづらい手順や材料のイメージも、視覚的に整理することでグッとわかりやすくなります。

そして今では、ChatGPTの画像生成機能を使えば、こうした映えるレシピ図を誰でも手軽に作れる時代になりました。ざっくり簡単に作る方法から、こだわってデザインする方法まで、プロンプトを工夫することで自由にアレンジも可能です。

ChatGPTの画像機能を使ってできる様々なことを以下の記事にて紹介しています。こちらもぜひご活用ください。

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