
本記事では、NovelAIで決闘シーンを再現するためのプロンプトの組み合わせ方を解説しています。
決闘シーンを作る場合、「一発でポンッ」と決まるようなプロンプトはないため、いくつかのプロンプトを組み合わせて構図や動きを作っていく必要があります。
また、AIイラストの中でも、決闘シーンは比較的再現が難しい部類に入ります。理由としては、まずキャラクターを2人登場させる必要があり、さらに攻撃モーションのような動きのある描写や、必要に応じてエフェクト表現も加える必要があるためです。
そこで今回は、NovelAIで決闘シーンを再現するために、どのようなプロンプトを組み合わせればよいのかを、作例とあわせて分かりやすく解説していきます。

決闘シーンを作る基本プロンプト
それでは一緒にみていきましょう。
まず最小形として必要な3つのプロンプトを紹介します。
決闘の様々なシーンのベースになるものです。
↓
決闘・対峙する

duel, face-to-face
戦闘態勢

fighting stance
武器を持つ

holding weapon
↓

Base: sidelighting, blurry background,
Character1: girl, wind, duel, face-to-face, fighting stance, holding weapon,
Character2: girl, fighting stance, holding weapon
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| duel, face-to-face | 一対一の決闘・一騎打ちの状態でキャラ同士が向かい合っている |
| fighting stance | 戦闘態勢、戦闘するポーズ・構えをしている |
| holding weapon | 武器を持っている |
決闘(duel)を再現するうえで重要なのは、キャラクター同士の向きをAIにきちんと伝えることです。
プロンプトを組んでいる側としては、「duel」と指定して2人のキャラクターを登場させている時点で、キャラ同士が向かい合って戦う想定で書いているのですが、この意図はそのままだとAIにはうまく伝わらないことが多いです。
AIは、キャラクターの向きを指定しない場合、基本的にカメラ目線を優先する傾向があります。
そのため、「duel」を入れるだけでは不十分で、キャラ同士の向きもあわせて指定しておかないと、意図した決闘の構図になりにくくなります。
試しに、上記作例のプロンプトから「face-to-face」だけを除外して生成してみた例です。
↓

こんな感じになりました。
キャラクターがカメラ目線になり、決闘相手がわたしになってしまった感じです笑。
このようにならないようにするために、キャラクターの向きを指定するプロンプトが必要になってくるわけです。
以下の記事にて、2人キャラをイラスト内に入れて、それぞれの向きや位置関係をコントロールするためのプロンプトを詳しく紹介しています。
興味がありましたら、こちらも併せてご活用ください。
決闘シーンのカメラアングル・構図プロンプト
前章で紹介した決闘プロンプトをベースにしながら、カメラアングルや構図を変えるためのプロンプトを紹介していきます。
ここで紹介するプロンプトは、前章の決闘プロンプトに追記する形で使用しています。
横顔、横からのアングル

from side, profile
ワイドアングル

sky, negative space
後ろ姿と前ボケを入れる

facing away, blurry foreground
俯瞰構図

from above, wide shot, negative space
空中戦闘

aerial battle
海戦

naval battle, splashing
遠近感を強調

blurry foreground, forced perspective, from below, facing away
ほう…向かってくるのか(ミーム)

Oh? You’re Approaching Me?
構図を傾ける

dutch angle
顔のクローズアップ

close-up face, profile, upper body
| プロンプト(呪文) | 決闘のアングル・構図 |
|---|---|
| from side, profile | 横顔、横からのアングル |
| sky, negative space | ワイドアングル |
| facing away, blurry foreground | 後ろ姿と前ボケを入れる |
| from above, wide shot, negative space | 俯瞰構図 |
| aerial battle | 空中戦闘 |
| naval battle, splashing | 海戦 |
| blurry foreground, forced perspective, from below, facing away | 遠近感を強調 |
| Oh? You’re Approaching Me? | ジョジョのミーム「ほう…向かってくるのか」の構図を再現できる |
| dutch angle | 構図を傾ける |
| close-up face, profile, upper body | 顔のクローズアップ構図 |
決闘の構図を作る際に使っているプロンプトの使い方を分解して解説します。
facing awayで後ろ姿の決闘構図を作る

facing away
決闘の構図を作るときに、めちゃくちゃ便利なのが「facing away」です。これは、キャラが背を向けている状態を指定するためのプロンプトです。
どちらか一方のキャラクターに「facing away」を入れておくと、作例のようにイラストの中に遠近感が生まれ、立体的に見えやすくなります。イラストや漫画でも、決闘シーンではよく使われる構図だと思います。さらにこの立体感を強めたいときは、「blurry foreground(前ボケ)」を加えるのもおすすめです。背を向けているキャラが前ボケとして描写されやすくなります。
この構図は没入感が出やすく、自分が戦っているような主観的な印象も作りやすいです。
profileで横顔の対峙構図を作る

profile
決闘の構図には、もう1つ代表的なパターンがあります。
それが、キャラが2人とも横顔で対峙しているような構図です。
1人が背中を向けている構図とは違い、このパターンでは、2人の決闘を横から客観的に見ているような形になります。
状況に応じて、この2つのパターンを使い分けてあげると、決闘シーンのバリエーションを作りやすくなります。
決闘の構図は、ここまで紹介した2つのパターンを軸にして組み立てると作りやすいです。
そこに、上から・下からといった基本的なカメラアングルのプロンプトを追記していくことで、構図のバリエーションを広げやすくなります。
また、基本的なカメラアングルのプロンプトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひこちらも併せてご活用ください。
剣同士がぶつかる決闘プロンプト
続いて、剣同士がぶつかり合う描写を再現するプロンプトを紹介します。

Character1: girl, clothes, wind, duel, face-to-face, fighting stance, holding sword, sword fight, sword clash, collision, emphasis lines, sparks,
Character2: girl, clothes, fighting stance, holding sword, facing away, blurry foreground
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| sword fight, duel | 剣を使った決闘 |
| sword clash | 剣同士の衝突(火花・鍔迫り合い) |
| crossed swords | 剣が交差している状態を表す |
| collision, emphasis lines, sparks | 衝撃のエフェクトや火花の演出 |
最小形のセットは、「sword fight, duel, sword clash」の3つです。ひとまずこの組み合わせで、剣同士がぶつかり合う描写を作ることができます。
ただ、決闘シーンの中でも、剣がぶつかり合う描写はランダム要素が強く、いまのところ少しコントロールが難しい印象です。そのため、迫力のある面白い構図が出るまで、ある程度ガチャを回す根気が必要かもしれません。
この作例では使用していませんが、「crossed swords(剣が交差する)」のプロンプトも有効です。入れてみたり、外してみたりしながら、生成結果の違いを試してみるのもよいと思います。
剣がぶつかり合うシーンで、比較的安定しやすいタイプを紹介します。
↓

Character1: girl, clothes, wind, duel, face-to-face, fighting stance, holding sword, sword fight, sword clash, collision, emphasis lines, sparks, profile, from side, symmetrical pose, dynamic pose, crossed swords
Character2: girl, clothes, fighting stance, holding sword, facing away, blurry foreground
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| symmetrical pose | (左右)対象なポーズ |
| profile, from side | 横顔・横からのカメラアングル |
完全に横からのアングルにしたうえで、「symmetrical pose」を加え、キャラ同士が対照的なポーズになるように指定しています。
この組み合わせにすると、構図が作例のような形にまとまりやすくなるため、比較的再現しやすくなります。
決闘シーンの攻撃モーションプロンプト
続いて、攻撃モーションに関するプロンプトを紹介します。
武器を振りかぶる攻撃プロンプト

Character1: girl, clothes, wind, duel, face-to-face, fighting stance, holding sword, sword fight, dynamic pose, incoming attack, attack trail, motion lines, speed lines, arms up,
Character2: girl, clothes, fighting stance, holding sword, facing away, blurry foreground
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| incoming attack, attack trail | 攻撃モーションと攻撃による軌跡を描写 |
剣同士が交差する必要がないため、比較的成立しやすいです。
また「motion lines, speed lines(効果線)」のプロンプトも追記しておくとスピード感が出ます。こちらも入れておくのがおすすめです。
なお、攻撃のバリエーションについて以下の武器プロンプトや格闘技アクションプロンプトの記事にて詳しく紹介しています。こちらも併せてご活用ください。


突進・飛びかかる攻撃プロンプト

Character1: girl, clothes, wind, duel, face-to-face, fighting stance, holding sword, sword fight, dynamic pose, slashing, attack trail, pouncing, midair, afterimage, flaming sword with gigantic orange fire, fire trail, attack trail, fisheye, motion blur, perspective, perspective lines, motion lines, speed lines, battlefield,
Character2: girl, clothes, fighting stance, holding sword, facing away, blurry foreground
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| pouncing, midair | 飛びかかる(空中にいる状態) |
| slashing, attack trail | 斬撃と攻撃の軌跡 |
「pouncing(飛びかかる)」を軸に組み立てます。キャラクターが決闘相手に飛び込んでいくようなシーンを作りたい場合に活用できます。
奥行きが必要になるため、「perspective(遠近法)」のプロンプトは少し強めにしておくといい感じです。
エネルギー波を放つ魔法攻撃プロンプト
オマケです。かなり運任せで、試行回数を重ねる必要があります。
上手くいくと、以下のように決闘相手に向かってエネルギー波を打ってくれます。

Character1: girl, clothes, wind, duel, face-to-face, fighting stance, dynamic pose, glowing hands, casting spell, palms, large beam ray from hand, energy beam from hand, magic ray from hand, large light burst, large explosion, fisheye, perspective, perspective lines, midair, midair, flying, battlefield,
Character2: girl, clothes, shorts, fighting stance, dodging, leaning to the side, facing away, blurry foreground,
以前に紹介した魔法エフェクトと決闘シーンのプロンプトを組み合わせて生成してみたものです。以下記事にて、魔法エフェクトについて詳しく紹介していますので、興味がありましたら参考にしてみてください。
決闘イラストをChatGPT(GPT Image 2)で仕上げる方法
最後に、NovelAIなどで生成したイラストを、ChatGPTの画像生成AI(GPT Image 2)で高品質に仕上げる方法を紹介します。
決闘シーンは、2人のキャラクターが同時に動く構図になりやすく、攻撃モーションやエフェクトも加わるため、細部まで描き込む必要があります。そのため、生成結果によっては、人物・武器・エフェクトまわりの描写が甘くなってしまうことがあります。
そこで、GPT Image 2の力を借りて、生成したイラストを仕上げてしまうという方法です。

GPT Imageの性能が上がってくれたおかげで、結構いい感じに仕上げてくれます。

この方法については、以下の記事でプロンプトと手順を詳しく紹介しています。ChatGPTの無料アカウントでも出来ますので、よかったらこちらもぜひご活用ください。
まとめ
今回は、決闘シーンをNovelAIで描くための基本プロンプトから、カメラアングル、剣の衝突、攻撃モーションまで、実際に使える組み合わせ方を解説してきました。
主要プロンプトまとめ
| 項目 | 使うプロンプト | できること |
|---|---|---|
| 決闘の基本 | duel, face-to-face | キャラ同士が向かい合う決闘構図を作る |
| 戦闘態勢 | fighting stance | 戦う構えを指定する |
| 武器を持たせる | holding weapon | 決闘に必要な武器を持たせる |
| 後ろ姿の構図 | facing away | 片方のキャラを背中向きにする |
| 前ボケ | blurry foreground | 手前のキャラをぼかして奥行きを出す |
| 横顔の対峙 | profile, from side | 横から見た決闘構図を作る |
| 剣の衝突 | sword fight, sword clash | 剣同士がぶつかる場面を作る |
| 火花・衝撃 | collision, emphasis lines, sparks | 剣戟の衝撃や火花を加える |
| 攻撃モーション | incoming attack, attack trail | 攻撃の動きや軌跡を加える |
| 飛びかかる動き | pouncing, midair | 空中から攻撃する構図を作る |
| 魔法攻撃 | energy beam from hand, magic ray from hand | エネルギー波を放つ決闘シーンを作る |
| 仕上げ | GPT Image 2 | 生成後のイラストを高品質に整える |
一番重要なのは、「duel」に「face-to-face」を合わせて使うことです。キャラがしっかりと向かい合ってくれさえすれば、あとは色々と試行錯誤しつつ組み立てていくことで、決闘シーンを再現することができると思います。
本記事のプロンプトを参考に、自分なりの決闘シーンを作ってみていただけたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメントもお待ちしています!気軽に残していってもらえたら嬉しいです。






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