本記事では、AIイラストで「押さえ込む」シーンを再現するプロンプトを紹介しています。

本記事では、AIイラストで「押さえ込む(押さえつけられる)」シーンを再現するプロンプトを紹介しています。
バトル漫画などでよく見かける、キャラクターがもう片方のキャラクターを押さえ込んでいるシーンです。
画像生成AIでは、キャラクターが二人で成立するようなポーズは、少し難しかったりします。
一人だけのポーズであれば、「足を上げる」「ストレッチする」「手を振る」など、1つの動作で完結するため、それに対応したプロンプトを1つ指定すれば、大抵は再現できます。
ただ、「押さえ込む」シーンでは、「押さえ込まれる側」と「押さえ込む側」のそれぞれに、姿勢やポーズを指定する必要があります。
そこで今回は、「押さえ込む」シーンを再現するためのプロンプトと、組み立て方のコツを詳しく解説していきます。

AIイラストで「押さえ込む」ポーズを作る基本プロンプト
※作例はNovelAIにて生成しています。
それでは、さっそく一緒に見ていきましょう。
まずは、ベーシックなプロンプトから紹介します。
↓

Character1: girl, silver hair, hair down, smile, ;d, holding another's wrist, looking at another, orange t-shirt, shorts, detailed clothes, blurry foreground
Character2: girl, brown hair, shorts, light blue t-shirt, pinned, lying on back
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| pinned | 押さえ込む状態、誰かによって表面にしっかり押さえつけられ、動きを制限されている状態 |
| looking at another | 他キャラを見る |
| holding another’s wrist | 他キャラの手首をつかむ、押さえ込む補助動作 |
| lying on back | 仰向けの状態、押さえ込まれる側の態勢 |
最も重要なコアプロンプトは「pinned」です。基本的には、押さえ込まれる側のキャラクターに指定します。
ただ、NovelAIで試したところ、「pinned」はどちらのキャラクターに入れても、生成結果にそこまで大きな差はありませんでした。
「pinned」単体でも、作例に近い押さえ込むシーンになることは多いですが、少し安定性に欠けるため、補助的なプロンプトも組み合わせた方が再現しやすいです。
まず、地味に重要なのが「looking at another(他キャラを見る)」です。
AIは視線を指定しないと、キャラクターをカメラ目線にする傾向があります。すると、押さえ込む側のキャラクターがカメラを見てしまい、ポーズや体勢も不自然になりやすいです。
これを避けるために、押さえ込む側のキャラクターが、押さえ込まれているキャラクターを見ていることを指定しておきます。
続いて、押さえ込むポーズを安定させるには、二人の位置関係をなるべく明確にAIへ伝えるのがよいです。
押さえ込む側には「holding another’s wrist」を入れて、相手の手首を押さえる動作を指定します。押さえ込まれる側には「lying on back」を入れて、仰向けになっていることを指定します。
このように、「押さえ込む側の姿勢」と「押さえ込まれる側の姿勢」をセットで明示すると、ポーズが安定しやすくなります。
基本的な押さえ込むシーンのポジションを補完するのに相性がいいプロンプトを紹介します。
↓
跨ぐ

straddling
女の子が相手の上

girl on top
人に座っている

sitting on person
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| straddling | 脚を両側に広げて跨ぐ(人や物に) |
| girl on top | 女の子が相手の上に乗っている |
| sitting on person | 人に座っている |
生成結果にあまり大きな差は出ないかもしれませんが、上で紹介したプロンプトのいずれかを「pinned」と併用すると、画像生成AIで押さえ込む姿勢が安定しやすくなります。
なお、押さえ込むプロンプトと相性がいい、「跨る」系のプロンプトを以下記事にて紹介しています。こちらも併せてご活用ください。


押さえ込む腕の動作の組み合わせを紹介します。
↓
手首を掴む

holding another’s wrist
肩を押さえる

holding another’s shoulders
頭を押さえる

grabbing another’s head
髪を掴む

grabbing another’s hair
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| holding another’s wrist | (他キャラの)手首を掴む(手を押さえつける) |
| holding another’s shoulders | (他キャラの)肩を押さえる |
| grabbing another’s head | (他キャラの)頭を押さえつける(顔を押さえつける) |
| grabbing another’s hair | (他キャラの)髪を掴む |


シーン別|押さえ込む・押さえつけるポーズのプロンプト
続いて、シーン別の押さえ込むポーズに関するプロンプトを紹介していきます。
床・地面・ベッドに押さえつけるポーズのプロンプト
仰向けで押さえ込まれるポーズのプロンプト
横アングル

from side
上からのアングル

from above
上から押さえつける

pov
Base: from side
Character1: girl, elf, angry, looking at another, pinned, lying on back, w arms, on ground
Character2: girl, red hair, armor, elf, holding another’s wrist
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| lying on back | 仰向けに横たわる |
| w arms | 肘を下げて前腕を上げ、「W」の形になる腕のポーズ |
| on ground | 屋外の地面 |
| on floor | 室内の床 |
| on bed | ベッドの上 |
バトル漫画などでよくある、床や地面にキャラクターを押さえつけるポーズです。相手の手首を押さえたり、体で覆いかぶさったりするパターンが定番です。
基本構成は「pinned + lying on back(仰向け)」です。
さらに「on ground / on floor / on bed」などを入れて、押さえつけられている場所を指定します。
最後に、押さえ込んでいる側のキャラクターの動作を加えます。作例では「holding another’s wrist(手首を押さえる)」を指定しています。
うつ伏せで押さえ込まれるポーズのプロンプト(頭を地面に押さえつける)

Base: from side, battlefield, dust cloud
Character1: girl, elf, angry, open mouth, pinned, w arms, lying on stomach, soil grab, on ground, facing down,
Character2: girl, elf, red hair, blue eyes, armor, straddling, grabbing another’s head
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| lying on stomach | うつ伏せに寝ている |
| soil grab | 土を掴む |
| grabbing another’s head | 他キャラクターの頭を押さえつける(掴む) |
「lying on back(仰向け)」→「lying on stomach(うつ伏せ)」に変更します。
これは、押さえ込まれる側の体勢を、仰向けからうつ伏せに変更する形です。
押さえ込む側のキャラクターには「straddling(跨る)」を入れた方が、うつ伏せで押さえ込むポーズが安定しやすくなります。
「soil grab(土を掴む)」は、ちょっとアレンジして作ってみたプロンプトです。押さえ込まれる側が、うつ伏せのまま土を掴んでいる状態になるため、シーンに臨場感が出ます。
「sheet grab(シーツを掴む)」に変更すると、シーツを掴む動作になります。ベッドの上で押さえつけられているシーンなどで有効です。
背後から口を塞いで押さえ込むポーズのプロンプト

Base: three quarter view, upper body, battlefield,
Character1: girl, elf, angry, struggling, pinned, armor, hand gagged,
Character2: girl, elf, red hair, blue eyes, fighting stance, behind another, grabbing another's arm, hand over another's mouth, armor
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| hand gagged | 手で口を塞がれた状態、キャラクターが口に手を当てられて声を出せなくなっている |
| struggling | もがく動作 |
| hand over another’s mouth | 他キャラクターの口を塞ぐ動作・仕草 |
| behind another | 他キャラクターの後ろ側の位置する。「後ろにいる」という位置関係を示す |
これも、バトル漫画などでよくある、背後から口を塞いで押さえ込むシーンですね。
一番のポイントは「behind another」を使い、二人の位置関係を明示することです。背後から押さえ込む側のキャラクターに指定します。
さらに、どのように押さえ込むのかを伝えるために、「hand over another’s mouth(他キャラの口を塞ぐ)」を入れます。
細かい注意点として、押さえ込まれる側のキャラクターに、口に関する別の情報が入っていると不安定になりやすいです。
たとえば「open mouth」が入っていると、「口を塞がれている状態」と矛盾します。うまく再現できない場合は、口に関する別の記述が入っていないか、チェックしてみるのもよいです。
キャラクター2人で成立するポーズについて、種類や位置関係のプロンプトを以下記事にて詳しく紹介しています。よかったらこちらも参考にしてみていただけたらと思います。
壁に押さえつけるポーズのプロンプト
壁を背にして押さえ込まれるポーズのプロンプト

Base: from side, outdoors,
Character1: girl, elf, silver hair, angry, clenched teeth, furrowed brow, pinned, leaning back, struggling, grabbing another’s arm, armor, against wall,
Character2: girl, elf, red hair, blue eyes, armor, holding another’s shoulders
「pinned, leaning back, against wall」の3点セットを基本にします。
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| against wall | 壁に寄りかかっている、壁の付近にキャラクターがいる状態 |
| leaning back | 後ろにもたれている |
壁に押さえつけるポーズでは、「against wall」が基本形です。これを入れておくと、キャラクターが壁の近くに描写されやすくなります。
壁に追い詰められているような、ちょっと緊迫感のあるシーンにしたい場合は、「leaning back(後ろにもたれている)」も入れてあげるとよいです。
体が後傾姿勢になりやすくなるため、押さえ込まれているシーンの臨場感もアップします。
壁に手をついて押さえ込まれるポーズのプロンプト
これがちょっと難易度高めです。

Base: from side, battlefield, sparks, fires, dust cloud, outdoors,
Character1: girl, elf, silver hair, angry, clenched teeth, furrowed brow, standing, hands on wall, facing down, armor, profile, front-to-back, against wall,
Character2: girl, elf, red hair, blue eyes, armor, sword, grabbing another’s head, behind another,
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| front-to-back | 後ろから覆いかぶさるようにしている、後ろから密着している立ちポーズ |
| hands on wall | 壁に両手をついている |
| profile | 横顔 |
このシーン・構図はやや再現が難しく、何回かガチャが必要です。
ポイントとなるのは「front-to-back」です。これは、二人のキャラクターの背中と前面がくっついている位置関係を指定するプロンプトです。
キャラクターが二人いると、AIがどうしても向かい合わせの構図に寄せてしまうことがあります。そのため、「against wall, hands on wall」だけでは、壁に手をついて背後から押さえ込まれる位置関係が安定しにくいです。
そこで、二人の位置関係を固定するために「front-to-back」を指定する感じです。これを入れると、比較的安定する印象があります。
なお以下記事にて、壁に手をつく状態の様々なシーンのプロンプトを紹介しています。こちらも併せてご活用ください。
押さえ込むポーズのプロンプトまとめ
今回は、AIイラストで「押さえ込む」「押さえつける」ポーズを再現するプロンプトを紹介しました。
基本となるのは「pinned」ですが、これだけでは二人の位置関係や姿勢が曖昧になりやすいです。「looking at another」で視線を指定し、押さえ込む側の動作と、押さえ込まれる側の体勢をそれぞれ分けて組み立てると、ポーズが安定しやすくなります。
記事内で紹介したプロンプトをまとめて掲載します。
| シーン | 押さえ込まれる側のプロンプト | 押さえ込む側・全体のプロンプト |
|---|---|---|
| 基本の押さえ込むポーズ | pinned, lying on back | looking at another, holding another’s wrist |
| 相手の上に乗って押さえ込む | pinned | straddling / girl on top / sitting on person |
| 仰向けで押さえ込まれる | pinned, lying on back, w arms, on ground / on floor / on bed | holding another’s wrist |
| うつ伏せで押さえ込まれる | pinned, lying on stomach, w arms, soil grab / sheet grab, on ground / on bed | straddling, holding another’s shoulders |
| 背後から口を塞いで押さえ込む | pinned, hand gagged, struggling | behind another, hand over another’s mouth, grabbing another’s arm |
| 壁を背にして押さえ込まれる | pinned, against wall, leaning back, struggling, grabbing another’s arm | holding another’s shoulders |
| 壁に手をついて押さえ込まれる | standing, hands on wall, facing down, profile, front-to-back, against wall | behind another, grabbing another’s head |
押さえ込むポーズでは、「どちらが押さえ込む側なのか」「どちらが押さえ込まれる側なのか」を分けて考えるのがコツです。
そのうえで、キャラクターの姿勢、前後や上下の位置関係、手で押さえる部位を追加していくと、作りたいシーンに近づけやすくなります。
二人で成立するポーズは少し難しいですが、まずは基本の組み合わせから試し、作りたい場面に合わせて少しずつアレンジしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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以下記事は、押さえ込む系と相性のよい表情のプロンプトです。こちらも興味がありましたらご覧になってみてください。





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