
本記事では、GPT Image 2(ChatGPT)を使ってコンセプトアートを生成するプロンプトを紹介しています。
コンセプトアート(Concept Art)とは、作品の世界観やデザイン、雰囲気を、制作チーム全体で共有するために描かれるイメージイラストです。

映画、ゲーム、アニメなどの制作で、完成作品そのものとしてではなく、「この世界はこういう見た目にしよう」という方向性を決めるために使われます。
例えば、
「今回のゲームは古代文明が滅びた後の大自然を舞台にしよう」
と文章だけで伝えても、人によって思い浮かべる世界は少しずつ違います。
そこで、
今回の世界観はこれです
↓

と言うように、一枚の絵を用意すると、チーム全員が同じイメージを共有できるようになります。
これが、コンセプトアートの役割です。
なので、もともとは制作現場で使われる内部資料ですが、一枚のアート作品として見ても素晴らしいものが多いため、コンセプトアートそのものを鑑賞して楽しむ文化も定着していきました。
今は、コンセプトアートという言葉は、主に以下の2つを指す言葉として使われています。

というわけで、今回はこの「コンセプトアート」をGPT Image 2.0(ChatGPT)を使って生成して、遊ぶためのプロンプトを紹介します。
どんな要素を入れていくとコンセプトアートらしくなっていくのかを必要なキーワード(プロンプト)とともに、順を追って解説していきます。
コンセプトアートを生成する基本プロンプトと手順解説
※作例は、GPT Image 2.0(ChatGPT)にて生成しています。
それでは、さっそく一緒にみていきましょう。
まずは、事前準備のための「立ち絵」を生成するプロンプトから紹介します。
(ここはすっ飛ばしてもOKです)
事前準備のプロンプト(立ち絵の作成)

立ち絵
キャラクターを全身で見せる基本画像(アイテムを持たない基本系)
正面寄りの全身、ニュートラルな表情、腕と脚を隠さない姿勢、衣装全体、単純な背景
アスペクト比を9:16にする
コンセプトアートに使いたいイラストをChatGPTに投げて、全身の立ち絵を生成してもらいます。
ちなみに、この工程をすっとばしていきなりコンセプトアート生成をしても問題はないのですが、添付イラストのキャラクターがクセのあるポーズをしていたりする場合、その状態のままコンセプトアートにキャラクターが登場する場合があります。
そのため、とりあえずキャラクターのニュートラルな状態の立ち絵を一枚用意しておくとよいです。
なお以下の記事にて、ChatGPTのGPT Image 2.0を活用して立ち絵や三面図など様々なリファレンスシートを生成するためのプロンプトを紹介しています。こちらもぜひご活用ください。
コンセプトアートを生成する基本プロンプト
それでは、いよいよコンセプトアートを生成してみましょう。
といってもめっちゃ簡単です。
↓

コンセプトアート
超高精細・高画質
風景の中に人物を添えた構図、広い背景、モチーフの場所
統一したアートスタイル
アスペクト比を16:9にする
| プロンプト(呪文) | 解説 |
|---|---|
| コンセプトアート | コンセプトアートを生成することをAIに指示します。 |
| 超高精細・高画質 | 画質の指示、おまじない程度ですが念のため入れておきます。 |
| 風景の中に人物を添えた構図、広い背景 | 風景が主題であることを伝えます。 |
| モチーフの場所 | 添付画像のイメージから世界観をChatGPTに理解してもらいます。 |
| 統一したアートスタイル | 添付イラストが風景と浮かないようにアートスタイルを合わせる指示をする。 |
ざっくりと、まずは「コンプセプトアート」ってどんな感じだろうという触りを理解するうえで便利なのが、このプロンプトです。
ポイントとしては、「コンセプトアート」「モチーフの場所」を入れておくことです。こうすることで、添付したイラストの雰囲気から連想して世界観を構築してイラストを生成してくれます。
また「統一したアートスタイル」は、基本はなくても問題ないことが多いです。これは添付したイラストデータが、たまに背景と明らかにアートスタイルが違う状態のまま貼り付けられるようになる場合があるのですが、それを回避するためのものです。しっかりとイラスト全体でアートスタイルを統一してくださいねという指示です。
「モチーフの場所」と指定することで、いままで自分で作ってきたイラストの世界観をチャッピーが解釈して、コンセプトアートを作ってくれるのは、なかなかに面白いです。
紹介したプロンプトを使って生成した作例をいくつか紹介します。
↓


添付するイラストによって、しっかりと世界観を作ってくれます。


添付キャラクターを世界に自然に配置するプロンプト
続いて、イラスト内にキャラクターを自然に配置するコツを紹介します。

点景内で添付キャラクターとモブキャラクターたちがコミュニケーションをとっている
これがかなり便利でお勧めです。
添付キャラクターが、コンセプトアートの世界のモブキャラクターとコミュニケーションをとっている(関係を持っている)状態でイラストが生成されます。
まさにいま、「この世界でキャラクターが生きている」感じが強まってくれます。
ちなみに、「点景内で添付キャラクターとモブキャラクターたちがコミュニケーションをとっている」を軸にしながら、「談笑している」「並んで歩いている」など、何か具体的な指示を加えることもできます。
コンセプトアートの構図・カラーを整えるプロンプト
続いて、イラストの構図やカラーに関するおすすめ指示方法を紹介します。
構図に使えるプロンプト

空気遠近法

レイヤー構図

明暗遠近法

色彩遠近法
| プロンプト(呪文) | 解説 |
|---|---|
| 空気遠近法 / Atmospheric Perspective | 遠くの物ほど薄く、青みや霞を加えて距離を表現する |
| レイヤー構図 / Layered Composition | 前後に複数の層を作り、画面に奥行きを与える |
| 明暗遠近法 / Tonal Perspective | 手前と奥の明度差によって距離を表現する |
| 色彩遠近法 / Color Perspective | 手前を暖色・高彩度、遠景を寒色・低彩度にする |
全体的に遠くの景色まで意識したイラストになりやすいため、コンセプトアートで奥行きや壮大なスケール感を強く出したい時に使える用語です。
それぞれの効果は、元イラストとの相性もあるため、効果の効きが悪いと思う時は、解説に書かれている日本語もそのままプロンプトとして使うのもおすすめです。
全体のカラーを添付データの補色にする
続いて、ちょっとした用語を追加することで、コンセプトアートの雰囲気を変えることのできるプロンプトを紹介します。
まず、地味に便利な全体のカラーテーマ操作のプロンプトです。
このキャラクターを使って解説します。
↓

この添付データを使って、普通にコンセプトアートを生成してみます。
↓

プロンプトは、一つ前の章で紹介したものをそのまま利用しています。
添付データが全体的に緑っぽいテーマなので、それをモチーフにしたコンセプトアートになっています。
このカラーテーマを変えてみます。
↓

コンセプトアート
超高精細・高画質
風景の中に人物を添えた構図、広い背景、モチーフの場所
統一したアートスタイル
全体のカラーを添付データの補色にする
アスペクト比を16:9にする
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| 全体のカラーを添付データの補色にする | 添付したカラー情報をベースにして、全体的なイラストのカラーテーマを補色で構成するように指示します |
これは、万能なプロンプトではないのですが、概ね作例のように補色にしてくれます。
補色というのは、色の色相環のちょうど反対側の色のことで、補色の関係にすると、キャラクターが目立って浮き出るような効果があります。最初の作例はカラーテーマが緑の中に緑のキャラクターが配置されるので、全体的に同化されるようにな雰囲気になりますが、補色を活用すると、キャラクターが点景であっても、色が目立つのでインパクトが出ます。
コンセプトアートの世界観を作るプロンプト
ここからは、自分でコンセプトアートの世界観を指定していきたい場合に使えるプロンプトを紹介していきます。
コンセプトアートの楽しいところは、「どんな環境で、どんな世界を作るか」を考えることにあると思います。
そして、コンセプトアートで大事なのは、「この世界をもっと見てみたい」「この場所には何があるんだろう」と思わせることです。
ここからは、そう言う世界観を形にしていくために使える単語や要素をプロンプトとして紹介していきます。
作例は、以下プロンプト(前章で紹介)を活用して、追記する形で使用しています。
コンセプトアート
超高精細・高画質
風景の中に人物を添えた構図、広い背景、モチーフの場所、統一したアートスタイル
{ ここに追記 }
アスペクト比を2:3にする
環境モチーフのプロンプト
世界観そのもの・環境そのものを指定する時に使えるものです。

巨大な世界樹

大きな川沿いの堤防

九龍城砦風の高密度住宅

未知の惑星の地表

宇宙ステーション(スペースコロニー)

テラフォーミング中のドーム
コンセプトアートにおける環境モチーフには、「世界観の方向性を決める」「画面全体のスケール感を作る」「文明や物語を想像するきっかけを作る」といった役割があります。
つまり、世界そのものの土台を決める要素です。
この世界の性格を決める主役のようなものですね。ここがしっかりしていると、そこから文明や物語まで自然に広げやすくなります。
文明・文化・生活を作るプロンプト
続いて、コンセプトアートにその世界の文化や文明、生活などを入れていきます。
ここでの楽しみポイントは、「どういう文明なのか」「どのように暮らしているのか」「どんな技術があるのか」「どんな歴史があるのか」「どんな社会が成り立っているのか」を想像し、それをAIに指示して、具体的なイラストにしていくところです。
こうした要素が入ると、自分で作った世界の中でキャラクターたちが実際に生きて暮らしているような感じが出てきて、コンセプトアートの完成度が一段階上がります。

文明描写

群衆構図
| プロンプト(呪文) | 内容 |
|---|---|
| 文明描写 | 街、交通、商業、生活様式などを中心にしたコンセプトアートを指示する |
| 群衆構図 | コンセプトアート内にモブキャラが多数出現する |
この2つは、文明感のあるコンセプトアートを作りたい時におすすめの指示です。
「文明描写」はちょっと抽象的な指示ですが、これは大自然系の方向性ではなくて、街や人が住んでいる世界観の方向性でコンセプトアートを作ってねということをAIに理解してもらうためのものです。
「群衆構図」は、このプロンプトを入れておくと画面内にたくさんの群衆(モブキャラ)が描写されます。街でいま生活している人たちを表現することができます。
その他、単語レベルのプロンプトで、わかりやすくイメージ描写できるものをいくつか紹介します。

ネオンサイン

巨大なホログラム広告

古代文明の機械

張り巡らされた路地裏の配線

巨大な宇宙船

軌道エレベーター
ここまでに紹介してきたもののいくつかを組み合わせてみたコンセプトアートです。
↓

巨大な宇宙船, 未知の惑星の地表, 文明描写, 群衆構図, 空気遠近法, looking afar
環境モチーフが「どんな世界なのか」を決めるものだとすると、文明要素は、その世界で人々がどう生きているのかを具体化するものです。
例えば同じ都市でも、「空中回廊がある」「ホログラム広告が並んでいる」「蒸気機関で動いている」といった要素を加えることで、その世界の技術水準や文化、社会の仕組み、生活感まで見えるようになります。
こんな感じで、文明要素を入れることを意識してコンセプトアートを作ると、世界を「場所」から「人が暮らしている社会」へ変えることができます。背景が単なるきれいな風景ではなくなり、「誰が住んでいるのか」「何を使っているのか」「どんな歴史を歩んできたのか」まで想像できるようになって、さらにコンセプトアートが楽しくなります。
ここまでくると、コンセプトアートをAIで生成するのが楽しすぎて、どハマりするかもしれません笑。
シネマティックなコンセプトアート
最後は、シネマティックな場面を作るときに使えるキーワードを紹介します。
これは、コンセプトアートの世界に「今、まさに何かが起きた」という瞬間を加え、画面に事件性や物語性を持たせるパターンです。

都市の避難, 巨大宇宙船の墜落

通勤中に空が割れる

森の中の狩り

異星艦隊の襲来
こうした要素を入れることで、コンセプトアートが単なる風景の説明ではなく、物語の途中を切り取ったような一枚になります。
例えば、ただ未来都市を描くだけでも世界の見た目は伝わりますが、そこに「空が割れる」「巨大宇宙船が墜落する」「人々が避難している」といった出来事を加えると、その世界で何が起きていて、人物が何を見て、次に何が起こりそうなのかまで想像できるようになります。
人物と世界の関係が生まれ、見る人の想像がその先へ進みやすくなるため、一枚の印象もより強くなります。
コンセプトアートは、世界観を見せるだけではなく、「この世界では何が起こるのか」まで感じさせることで、映画のワンシーンのような魅力のある一枚になっていきます。
コンセプトアートのモチーフ・キーワード集(ネタ帳)
いかがでしたでしょうか。
今回は、GPT Image 2.0(ChatGPT)を使ってコンセプトアートを再現するためのプロンプトを、徹底的に解説してきました。
最後にオマケです。
今回ご紹介してきたコンセプトアートに使えるさまざまなキーワード(プロンプト)を、体系的にまとめた一覧表を掲載しておきます。コンセプトアートを考えるときに、描く場所や文明、人工物、演出、完成した情景などを発想するための「言葉のネタ帳」として使えるものです。
コンセプトアートは、とにかく「言葉のネタ」をたくさん知っていると、そこから想像がどんどん膨らみ、思いがけないアイデア同士がつながることも少なくありません。
そのため、発想のきっかけのひとつになればと思い、私が実際に使ったものや、まだ使っていないけど「メモっておこう」と思ったキーワードも含めて、一覧にしてあります。
環境モチーフ本体
コンセプトアートの舞台や、世界そのものを決めるためのモチーフです。
| 小分類 | モチーフ・キーワード |
|---|---|
| 都市・居住環境 | 荒廃した巨大都市/九龍城砦風の高密度住宅/スラム街/カプセル型の居住区/サイバーパンクの路地/密売の闇市/地下都市 |
| 住宅地・団地・郊外 | 巨大団地群/郊外の住宅街/坂道に密集する住宅地/ニュータウン/線路沿いの住宅街/川沿いの団地/古いアパート街/大型商業施設のある郊外/駅前に広がるベッドタウン/山間部の集落 |
| 歴史・時代環境 | 江戸時代の宿場町/戦国時代の城下町/ヴィクトリア朝の街並み/古代ローマの都市/西部開拓時代の町/産業革命期の工業都市/1920年代のアール・デコ都市/昭和の商店街 |
| 産業・交通インフラ環境 | 巨大造船所/コンテナ港/貨物列車の操車場/巨大製鉄所/石油精製施設/露天採掘場/空港の駐機場/高速道路の巨大ジャンクション/巨大ダム/物流ターミナル |
| 海洋・沿岸文明環境 | 巨大港湾都市/造船所/廃港/船の墓場/海上プラットフォーム/海上居住区/防波堤に囲まれた都市/海底居住区/海岸沿いの工業地帯/沈没船が集まる海域 |
| 軍事・防衛環境 | 巨大軍事基地/ミサイル発射基地/軍用飛行場/海岸要塞/地下壕の入口/空母の甲板/防空砲台/要塞化された検問所/国境防壁/塹壕地帯/放棄された軍事施設/巨大レーダー基地 |
| 遺跡・廃墟・放棄環境 | 廃工場/放棄された駅/古い研究施設/植物に飲み込まれた高層ビル/砂に埋もれたメガシティ/水中都市/水没都市 |
| 自然再生・文明共生環境 | 森に変わった廃都市/植物に覆われた鉄道網/樹木が突き抜けた高層ビル群/湿地化した市街地/水草に覆われた水没都市/巨大温室都市/高層ビル群に広がる空中農園/苔と蔦に覆われた高架道路 |
| 幻想・象徴的環境 | 巨大な世界樹/浮遊する島/天空の城/ゴシック調の魔王城/巨大図書館 |
| 宇宙・異世界環境 | 未知の惑星の地表/ワームホール/小惑星帯/星雲の空/オーロラ/二重太陽/巨大なガス惑星 |
乗り物・機械・文明要素
環境の中に配置し、文明の規模、技術水準、時代背景などを伝える主役級の人工物です。
| 小分類 | モチーフ・キーワード |
|---|---|
| 乗り物・移動機械 | 宇宙船・巨大な宇宙船・朽ちた宇宙船/飛行船・飛空艇/レトロな機関車/装甲列車/探査車/潜水艇/改造されたオフロード車/バイキングのロングシップ/空中都市の交通機関 |
| ロボット・兵器・自律機械 | 人型ロボット・巨大ロボット・壊れた巨大ロボット/AI搭載の自動歩行兵器/歩行戦車/自律型ドローン・ドローン群 |
| 機械・巨大インフラ | 蒸気機関/軌道エレベーター/宇宙ステーション/宇宙コロニー/テラフォーミング中のドーム/巨大な大気浄化塔/巨大な動力炉 |
文明要素・環境ディテール
背景へ追加し、その場所に存在する文明、文化、生活、技術、経年変化などを具体化するための要素です。
| 小分類 | モチーフ・キーワード |
|---|---|
| 生活・商業ディテール | 自動販売機/コンビニの看板/コインランドリー/商店街のアーケード/閉じた店舗シャッター/屋外の室外機/駅前の駐輪場/公衆電話/バス停/ごみ集積所/屋上の給水塔/立体駐車場 |
| サイバーパンク系ディテール | ネオンサイン/巨大なホログラム広告/張り巡らされた路地裏の配線 |
| 技術・文化ディテール | 古代文明の機械/真鍮製の機械/時計仕掛け/電子化された電灯・行灯/空中都市の交通網 |
| 文明景観・状態表現 | 退廃的な高層ビル群/砂に埋もれた街/錆びついた乗り物 |
事件・行動・物語のモチーフ
| 系統 | モチーフ・キーワード |
|---|---|
| 災害系 | 巨大宇宙船の墜落、隕石落下、火山噴火、都市水没、地割れ、津波後の街、巨大竜巻、砂嵐に飲まれる都市 |
| 崩壊系 | 空中都市の崩落、巨大橋の崩壊、軌道エレベーターの倒壊、王都の陥落、塔の崩落、地下都市の崩壊 |
| 遭遇系 | 巨大生物との遭遇、未知の惑星での初接触、深海怪物の出現、森の神との遭遇、異星人の降下、古代兵器との対面 |
| 発見系 | 砂漠に埋もれた遺跡の発見、氷河の中の巨大生命体発見、地下神殿の入口発見、廃墟の奥の巨大機械発見、古代都市の発掘 |
| 起動系 | 古代兵器の起動、封印された門の開放、巨大ロボットの再起動、浮遊都市の起動、魔法陣の発光、ワームホール発生 |
| 儀式系 | 召喚儀式、戴冠式、封印儀式、処刑前の広場、巨大祭壇での祈り、月食の儀式、神殿での生贄儀式 |
| 戦争系 | 都市戦の直後、巨大要塞への進軍、宇宙艦隊戦の残骸、戦場跡に立つ兵士、包囲された城、反乱軍の蜂起 |
| 避難系 | 都市の避難、地下シェルターへの移動、宇宙港からの脱出、崩壊都市を逃げる群衆、巨大生物から逃げる人々 |
| 侵略系 | 異星艦隊の襲来、巨大ロボットの都市侵攻、未知の植物に侵食される街、機械群による制圧、空から降る敵兵 |
| 調査系 | 墜落現場の調査、廃研究所の探索、未知生物の観察、放棄コロニーの調査、汚染区域への進入 |
| 旅立ち系 | 荒野へ出発する隊商、宇宙船への搭乗、巨大門をくぐる旅人、雪山遠征の出発、砂漠横断の開始 |
| 帰還系 | 戦地からの帰還、滅びた故郷への帰還、宇宙船の帰還、失われた王の帰還、長旅の終着点 |
| 救出系 | 崩落現場からの救助、囚われた人物の救出、宇宙船からの脱出、浸水都市での救助活動、怪物に襲われた村の救援 |
| 追跡系 | 砂漠での追跡劇、空中都市での逃走、サイバーパンク路地での追跡、森の中の狩り、宇宙船内の逃走 |
| 変異系 | 人間の機械化、都市の植物化、空の異常変化、海の発光、巨大結晶の増殖、生物と建築の融合 |
| 到達系 | 山頂の神殿到達、巨大遺跡の最深部到達、未知惑星の目的地到達、海底都市への到達、宇宙コロニーの中心部到達 |
| 対峙系 | 騎士と竜の対峙、少女と巨大ロボットの対峙、旅人と神像の対峙、兵士と敵艦の対峙、探検家と未知生物の対峙 |
| 日常異変系 | 普通の街に巨大物が現れる、通勤中に空が割れる、学校跡に宇宙船が落ちる、市場に異世界の門が開く、住宅街に巨人が立つ |
演出・画面効果
環境や人工物を決めたあとに、時間帯、季節、天候、光、発光、反射、空気感などを加え、画面の印象を調整するための要素です。
| 小分類 | モチーフ・キーワード |
|---|---|
| 時間帯・季節 | 夜明け/早朝の青い光/真昼/夕暮れ/日没直後の青い時間/深夜/春霞/梅雨/真夏の入道雲/秋の夕暮れ/冬の曇り空/初雪 |
| 天候・空気 | 霧/雨/雪/嵐/砂嵐/粒子の舞う空気/パイプから噴き出す白煙 |
| 光・発光 | 夕焼け/逆光/月明かり/ネオン/炎/青白い発光 |
| 反射・空の演出 | 水面反射/雨に濡れたアスファルトの反射/崩壊直前の赤い空 |
完成型に近い情景アイデア
場所、文明、状態、時間帯、生活物などをあらかじめ組み合わせた、そのまま一枚絵の発想へつなげやすい情景案です。
現代日常・日常の延長
現代の見慣れた場所に、生活感、時間帯、天候、少し不思議な要素などを組み合わせた情景です。
| 小分類 | 情景アイデア |
|---|---|
| 地方・田舎・ノスタルジー | 夏の青空と巨大な入道雲/誰もいない無人の駅ホーム/錆びついた単線の線路と踏切/どこまでも続く緑の田んぼと一本道/夕暮れ時の長い影と自動販売機/トタン屋根の古いバス停/坂道から見下ろす海 |
| 住宅地・団地・郊外の日常 | 巨大団地群/郊外の住宅街/坂道に密集する住宅地/ニュータウン/線路沿いの住宅街/川沿いの団地/古いアパート街/大型商業施設のある郊外/駅前に広がるベッドタウン/山間部の集落 |
| 都市・放課後・生活感 | 高架下の薄暗いコンクリート空間/夕日に染まる学校の屋上やベランダ/雑多な看板が並ぶ雨上がりの路地裏/電柱と複雑に交差する電線のシルエット/どこか冷たい印象のコインランドリー/夜のコンビニの白い光と駐車場/大きな川沿いの堤防と自転車 |
| ローファイ・SF | 現代の街並みの空に浮かぶ説明のない巨大建造物/日常の風景にひっそり佇む古びた人型ロボット/誰も気づいていない空間に開いた小さな次元の裂け目 |
| 生物を伴う不思議な日常 | クジラのように空を泳ぐ巨大な魚の影/電柱のてっぺんに留まる少し大きすぎる鳥 |
歴史・時代の情景
過去の時代や文化圏を舞台に、建築、交通、商業、生活用品などを組み合わせた情景です。
| 小分類 | 情景アイデア |
|---|---|
| 日本の歴史・近代風景(明治・大正ロマンの街角) | 赤レンガの近代建築とガス灯/路面電車の停留所と切符売り場/書生や袴姿のモブが往来する石畳/レトロな看板の洋食店とショーウィンドウ/人力車と洋傘のシルエット |
| ヨーロッパの歴史都市(石畳と古典建築の日常) | オレンジの瓦屋根が連なる高台のテラス/石造りのアーチ門と露店市場(マルシェ)/鳩が集まる大聖堂前の噴水広場/細い運河と木製のゴンドラ/カフェのテラス席とパラソル |
| 産業化・レトロ都市(蒸気と鉄鋼の生活圏) | 煤煙を吐く高架鉄道のガード下/真鍮製の自動販売機と計器類/剥き出しの太い蒸気パイプと白煙/巨大な工場の搬入口と鉄扉/歯車モチーフの街灯とベンチ |
ファンタジー・異世界の情景
魔法文明、架空の都市、巨大な象徴物、古代文明の痕跡などを組み合わせた情景です。
| 小分類 | 情景アイデア |
|---|---|
| 魔法文明の都市生活(魔術が溶け込んだ日常) | 宙に浮く発光道標と街灯/魔法書が積み上がった古本屋の軒先/結晶が埋め込まれたベンチ/巨大な賢者の塔のふもとの広場/箒に乗った配達員のモブが行き交う空中 |
| 巨大・象徴的な世界(圧倒的なシンボルのある街) | 空を割る神の巨像の足元/都市を見下ろす孤高の巨大城/夕日に染まる大時計塔の展望テラス/天まで伸びる世界樹の巨大な根の隙間/巨獣の頭骨をそのまま利用した門 |
| 異世界の遺跡・文明跡(古代の記憶と現住層) | 文字が淡く発光する古代の石碑の影/幾何学的な浮遊遺跡が転がる野原/半壊した神殿の柱と即席の露店/謎のエネルギーを放つクリスタル鉱床/苔むした古代の防壁と臨時の見張り小屋 |
SF・未来社会の情景
宇宙文明、未来都市、巨大構造物、惑星開拓などを、生活圏や社会の一場面として組み合わせた情景です。
| 小分類 | 情景アイデア |
|---|---|
| 宇宙文明の生活圏(スペースコロニーの日常) | 湾曲して空へと伸びる地面(内壁)/宇宙船が見える展望ロビーの巨大ガラス/人工太陽の光が差し込むインドア公園/低重力・無重力エリアの通学バス停/近未来的な自動配給機の前 |
| 未来都市・居住環境(ハイテクと高密度社会) | 流線型の高層ビルをつなぐ空中回廊/ホログラム広告が飛び交うデジタル広場/自動走行するホバー清掃ロボの通り道/透過ディスプレイ搭載のシェルター型バス停/ドローンタクシーの停留所 |
| 巨大構造物のある日常(メガストラクチャーの陰で) | 地平線まで続く巨大な防潮壁の階段/空中都市の影になる薄暗い下層街口/軌道エレベーター地上駅の巨大な基部/都市を覆う気候管理ドームの支柱付近/超巨大な送電鉄塔の真下 |
| 惑星開拓・辺境文明(テラフォーミングの最前線) | 赤い土が剥き出しの未開拓地とプレハブ/作業用重機の駐車スペース/テラフォーミング装置のふもと/地球または巨大惑星が大きく見える夜空/簡易的な気密ドーム型住宅の路地 |
終末後・文明崩壊後の情景
自然侵食、放棄されたインフラ、巨大人工物の残骸、気候変動などによって変貌した文明を描く情景です。
| 小分類 | 情景アイデア |
|---|---|
| 自然に侵食された都市(緑に飲まれた人工物) | 植物に覆われたガラス張りのアトリウム跡/大樹の根が突き破ったビルのロビー/緑に埋もれた高級住宅街のプール跡/苔むした自動改札機と駅のホーム/ツタが絡まった歩道橋の上 |
| 放棄された交通・生活圏(残されたインフラの活用) | 完全に干上がった巨大なダムの底/錆びついた貨物列車の車両/使われなくなった高速道路のジャンクション/廃線になったモノレールのレール上/放置されたガソリンスタンド |
| 巨大人工物の残骸(スクラップと日常の対比) | 不時着した巨大宇宙船の翼の影/半壊して横たわる人型兵器のパーツ/巨大な歯車が転がる工場の跡地/座礁した戦艦の錆びた甲板/打ち捨てられた巨大なパラボラアンテナ |
| 砂・水・気候に埋もれた文明(変貌した世界の放課後) | ビルの3階部分まで砂に埋もれた通り/水没したメガシティのビルをつなぐ浮き橋/激しい霧に包まれた都市の屋上/凍りついた高層ビル街の氷の道路/火山灰がうっすら積もるバス停 |
モチーフの組み合わせ方
基本的には、各大分類から必要な要素を選び、最後に完成型の情景や出来事を加えます。
| 選択する要素 | 例 |
|---|---|
| 環境モチーフ本体 | 荒廃した巨大都市 |
| 乗り物・機械・文明要素 | 壊れた巨大ロボット |
| 文明要素・環境ディテール | 巨大なホログラム広告 |
| 演出・画面効果 | 霧/逆光/粒子の舞う空気 |
| 完成型に近い情景アイデア | 巨大人工物の残骸 |
| シネマティック用の出来事・場面 | 遺跡の発見 |

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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